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Nikon SPメーター(露出計)修理 [カメラ]

Nikon SPメーター(露出計)を修理してみました。
メーター不動のジャンク品を6,000円で購入し、何処か修理センターで直してもらおうと思ってましたが、色々な修理センターを当たってみましたが修理出来ないとの答えが返ってきました。
それじゃ自分で直してみようと思い、知恵をPCからもらい修理をしてみました。
セレンが弱っていて発電しないのでセレンを探しましたが、現在では製造中止で手に入りません。
それじゃと言うことで、代用品に太陽光パネルをセレンの変わりに使いました。
100円ショップで(200円でした)電卓を購入し、太陽光パネルの部品を取り出しました。
セレンを外し、太陽光パネルの+とーを間違えないようにハンダ付けして元に戻します。
光を当てると電気が発生するので、針は動くようになりました。
精度は定かではありませんが、他の露出計と比べても同じぐらいの値が得られてます。
殆んど針のフレは大きくなりますので、場合によっては抵抗を途中で入れて調整すればOKです。
そんなことが面倒な人は太陽光パネルの一部を覆って、他のメーターと同じような針のフレにしていきます。
それでも面倒な人は、正確な針のフレと、修理したメーターとの針のフレが幾つ違うか覚えていて、絞りやシャッターをずらして合わせれば使用する事が出来ます。
或いは正確な針の与えに、修理した露出計のASA(ISO)感度をずらして(例ASA100→ASA50)もいいかも。

このメーター不動の露出計を直します
DSC08005.JPG

露出計に入っていたセレン。
R0020104.JPG

露出計の中、この手前にあるセレンを交換します。
R0020090.JPG

電卓の太陽光パネルの部品を取り出す。
R0020087.JPG

電卓から外した太陽光パネル この部分を使います
R0020093.JPG

メーターのセレンを外し太陽光パネルをハンダ付けします。+、-を間違えないように
R0020096.JPG

私の場合は太陽パネルの半分を黒テープで貼りました。針のフレはちょうどよかったです。
パネルの大きさによって発電量が違いますので調整して下さい。
なるべく小さな電卓の太陽パネルを使用したほうがいい様に思います。
R0020108.JPG

動くようになりました
R0020098.JPG

何処も修理出来ないと断って来ましたが、こんな簡単にそれも200円で修理できるとは!
まったく動かない針が動くと感動しますよ。
ただしメーター(モーター)が壊れている時はセレンを交換しても動かないので、修理出来ません。
又分解する時は、歯車や針の位置などを確認して置いて元に戻してください。
あくまでも修理は自己責任で行ってくださいね。
針が動いている露出計は中古カメラ屋に時々ありましが、約30,000円位です。

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コメント 2

tochi

流石ですね
ご自身で直されましたか
セレン=太陽光パネル ですか
他のメーターと同じ値が出ているのであれば使えますね
by tochi (2016-05-07 20:45) 

shuuji

修理は簡単でしたが、精度がどうかですね。
精度は太陽光パネルの光を受ける面積を調整すればどうにかなります。
動かないメーターを飾りではなく、実用的にしました。
by shuuji (2016-05-07 23:12) 

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